<中学生~大人向け>”ウクライナ情勢”


ことの経緯を簡単にあまり深く書いていませんでしたが、日本の報道があまりにも偏った報道であるため追加で大人向けにもう少し深く考えたいと思います。


☆前回同様に不確定な個人の思想や宗教に関する書き込みはしておりません。


今回のテーマは<視点>です。視点を変えてあらゆる方向から物事を見て考える力を中学生以上の塾生には身に着けてもらいたいと思っています。


①戦争状態になってしまった!どちらがわるいのか?

先日ウクライナ情勢についての投稿後。ロシアが侵攻を開始してしまいました。

ウクライナ側の防空関連の軍事施設を次々にミサイルで攻撃した結果、ウクライナ側に死傷者が発生し、民間人の死者も出てしまいました。

ウクライナも防御だけではなく、応戦する形でロシア側の兵士に死傷者を出してしまっています。


はじめに武力行使を行ったのはロシアですが、すでに互いの軍の攻防戦になっています。

賛否両論あると思いますがこの状態はすでに戦争です。戦争になってしまった今、良い悪いはあるのでしょうか?


②クリミア半島について深く視る

17世紀のロシア帝国の時代、不凍港を求めてロシア帝国は南下・拡大し今のウクライナの南部であるクリミア半島を自分たちの領土にしました。

クリミア半島は黒海から地中海に抜ける拠点として大変重要です。


19世紀中ごろには黒海周辺へ進出を目指すイギリス・フランスとロシア帝国との間で戦争になっている。(クリミア戦争1853-1856)


1917年にロシア革命により世界で初めて共産主義国家であるソビエト連邦が誕生しました。この時すでにクリミアは現ロシアの領土です。


ウクライナ東部へ数多くの現ロシア人が移住し、1954年に現ロシアからウクライナへ『友好の証』としてクリミア半島が移譲されました。


ソ連時代からロシアにとってウクライナとクリミア半島はとても重要な地域だったのです。


③ロシアの視点から今を視る

ソ連は冷戦の終結(1989)とソ連崩壊(1991)をきっかけにWTO(ワルシャワ条約機構)を解散したことや、周辺地域の独立により元来ロシア側だった東欧や旧ソ連圏の国がNATO(北大西洋条約機構)やEUに加盟する事態となります。


実は、アメリカ等はロシアに対して冷戦末期に冷戦終結後もNATOは東方に拡大しないと説得した経緯があるようです。


当初、欧米諸国は東欧や旧ソ連関連の国を陣営に引き込むことについて消極的でした。

欧米諸国とロシアは互いに信用をしていないため、旧ソ連陣営にも信用がなかったと考えられます。


1990年代末になり、欧米諸国のNATOとEUは、東欧や旧ソ連圏の元々ロシアの陣営だった国への加入を受け入れるようになりました。


さらに、ウクライナまでもがNATOへ加入を希望する事態になってしまい、ロシアにとってウクライナは歴史的に非常に重要な地域であるとともに欧米諸国の陣営に対しての最終防衛ラインです。加えて、旧ソ連陣営の国の中でもウクライナは人口と経済ともに最大級なこともロシアの懸念になりました。


〇ロシアの言い分としては

・冷戦終結時に言っていたことと現状が大きく異なる

・歴史的観点からも現状からもクリミア半島はとても重要な地域

・ウクライナがNATOへ加入すると非常に困る


④ウクライナはなぜこうなってしまったのか?

まず、ウクライナ東部にロシア帝国時代~旧ソ連時代の移民が非常に多いこと。

そして、クリミア半島を『友好の証』として移譲してしまったことだと考えられる。

旧ソ連崩壊に伴いロシアの西部の地域が次々に独立しているが、ウクライナだけは東西に長く西部にはポーランド、東部にはロシアなどと非常に複雑である。

1つの国の中に欧米派の国民とロシア派の国民がいる中で、偏った政治運営も今回の事態に発展させた要因の1つだと考えられる。

元々考えや意見が異なる国民がいるのはどの国でもあたりまえな状態だが、偏った考えを国の指針にしようとした結果、何度もデモや抗議がありことが大きくなってしまった。


⑤双方の国と他国

ウクライナは今までの国の体制を維持するのなら勝っても負けてもいけない。

とにかく引き分けに持ち込んで現在の政権を維持する必要がある。

しかし、NATOへ加入しておらずロシアは大国であり核を有しているので他国も支援や制裁という形で様子を見ている状態だ。


ロシアは、ウクライナの人口や経済を維持しつつNATOに加入を希望する現政権を潰す狙いがあると考えられる。(キエフへの侵攻はこのためではないか?)


⑥ロシアは悪なのか?


いいえ


ロシア国内のロシア国民の一部はプーチン大統領の辞任や戦争反対のデモなどで反戦を呼び掛けています。当局に拘束されるといった国からの圧力もあります。

さらにロシアでは、報道規制や人民の統制を強引に実施する場合もあり国の行動と国民の意思は必ずしも一致していません。

プーチン大統領をはじめとするロシアのトップの人間も自国の利益と安全を目的とした作戦を実施しているだけなはずです。

だからと言って他人の生命を奪ってもよいという理屈にはなりませんし、行動も疑問です。


日本国内でも似たような事態に発展する可能性もあります。

規模は比べ物にならないくらい小さいかもしれませんが、学校等でも集団のぶつかりがあると思います。

決してウクライナ情勢を他人事と考えずに自分で考えてみてください

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