<小中学生向け時事問題> ウクライナについて

最近ニュース等でよく耳にする”ウクライナ情勢”について

小中学生向けにざっくりとまとめました。


①ウクライナってどんな国?

ウクライナは1991年にソビエト連邦崩壊に伴い独立した比較的新しい国です。

もともと旧ソ連の1部でした(これ大事!)。


②ロシアってどんな国?

1991年までソビエト連邦という世界で一番大きな国でしたが冷戦(※)や

経済状況の悪化の影響で崩壊しロシア連邦となりました。


※冷戦とは、1945年~1989年間にアメリカを中心とする西側諸国と旧ソ連を中心とする

東側諸国との間で対立があった出来事です。

戦火を交えない冷たい戦争⇒冷戦といわれてますがアメリカと旧ソ連が直接衝突してないので冷戦とあるだけで各対立諸国では『朝鮮戦争』など戦火を交えることに発展しています。


③そもそもの原因はなに?

原因とされるのがかなり多くありますが、1番大きな原因は冷戦時代の条約機構です。

・アメリカと現EUを中心としたNATO:北大西洋条約機構

・旧ソ連を中心としたWTO:ワルシャワ条約機構

上記の2つの条約機構がことの発端と考えて大丈夫です。


条約機構とは、簡単に言うと加盟していない他の国から加盟している国が攻撃された場合に

加盟国が団結して集団防衛をしようという同盟です。


冷戦中にこの2つの同盟国同士が戦争や問題を度々起こしていましたが旧ソ連の崩壊により

実質アメリカ(NATO)の勝利となります。

旧ソ連の崩壊とともにWTOは解散となりましたが、冷戦後もNATOは維持されたままです。


ウクライナがEUに加盟する考えを表明したことでロシアに睨まれることになります。


④ロシアはなぜウクライナを攻撃?!するのか?

旧ソ連は東西に長く北のほうに位置する国です。ロシアとなった今でも環境はほとんど変わりありません。

現在は飛行機による大量輸送が可能となってますが、それでも船による輸送のほうがコストも安く天候に左右されにくいのが現状です。

旧ソ連は海が凍らない港を求めて拡大していったという考えもありますが、今回の場合は異なります。

旧ソ連崩壊後ロシアの西側の共和国などが独立し、多くの独立した国がNATOに加入していきました。

ざっくり言うと、前まで味方だった国が敵?となりました。

さらにウクライナもNATOへの加入を求めているのが現状です。

ロシア側にしてみればたまったもんじゃない!というわけですね。


⑤ウクライナはなぜNATOを希望?

ウクライナは西がヨーロッパに近く、東がロシアに近い東西に伸びた地形です。

旧ソ連崩壊時に独立したウクライナですが

現EU派の人間が西側に多く、ロシア派の人間が東側に多いというなんとも厄介な状態で

独立したことになります。

当然、国内でもいざこざが発生します。

きめてになってしまったのが


2010年にウクライナの大統領になったヤヌコヴィッチ氏です。

彼はロシア派の人間でしたので、2013年にEUとの協定署名が予定されていましたが

直前に取りやめEUへの加入をしませんでした。

彼の行動に対してウクライナ国内の現EU派の人々は激怒しデモや抗議が激化する事態に。

協定署名を取りやめた大統領本人はロシアへ国外逃亡します。(逃げた)


そして、大統領の逃亡により新政権が樹立されますが・・・今度は現EU派の政権です。

東側に多くいるロシア派の人々から反発が起きて、クリミア中心でウクライナから独立するという事態までに発展しました。


(ここまでウクライナ国内の問題)


ここに、ロシアがウクライナ内のロシア派の人々を守るということで軍事介入?します。

公ではないものの自警団?的な感じでクリミアに・・・

さらに、2014年3月に怪しさMAXのクリミアの住民投票を実施した結果

クリミアはウクライナからの独立と同時にロシアへの編入が決まります。

その後もこのロシア?の自警団的な武装した方たちはウクライナ内のロシア派住民が多い地域に出没し、ウクライナ政府と反政府の間で衝突が起きてしまいます。


(ロシアの介入によりまさかのウクライナからクリミア独立 ほぼ侵略行為)


ロシアのウクライナに対する侵略行為に対して欧米諸国や日本も制裁を科しますが

クリミアはロシアの支配下のままです。


ロシアからすれば、同じ方向性の人々と団結しただけ!(という建前)

ウクライナからすると、他国が国内の問題に首突っ込んできて領土取られた!(やばい)

という状況になりました。

クリミアでもそうだったように今後ウクライナ内で同じように侵略される可能性があります。その時に自国だけで対処できるのか?いや無理だ・・・という考えから

ウクライナはNATOへの加盟を考えます。


⑥ロシアはなぜウクライナのNATO加盟にここまで反応するのか?

ウクライナとロシアは陸続きで隣国という状態です。

旧ソ連時代にアメリカを中心とするNATOと対立していた国です。

崩壊してしまったとはいえロシアとアメリカは仲良くありません。

(トランプさんが米露関係修復に向けた方針を考えるも猛烈な批判で難航・・・)

さらに、NATOには現EUの諸国が加入しています。

ロシアからすると、身内の国がかつての(今も?)敵側の同盟に参加しようとしている。

しかもウクライナからロシアの首都であるモスクワはかなり近い!

既にNATO加盟国に西側を囲まれている上にウクライナのような大きな国にNATOに加盟される懸念・・・


⑦現状は?

ロシアからの要求はNATOに加盟するな!

ウクライナとしては国内の問題に首突っ込んだあげく侵略されたロシアを信用するのは無理だし。今後も怖い。さらにNATO入るなと国境に12万以上の兵士を導入されたらますますNATOに頼るしかない状況です。


ちょっとながくなってしまった・・・

もし歴史に興味をもってくれたらミンダナオ紛争も調べてみてください。


とりあえず、ウクライナもロシアも死者を出すのはやめてくれと・・・


〇追記

高校在学中の世界史の恩師よりよくまとまっていると評価をいただきましたが

根柢の原因は社会主義と資本主義の対立というご指摘をいただきましたので

追記しました。

小中学生に社会主義と資本主義の違いを説明するのは難しいのですがざっくり言うと・・・


’資本’をどう扱うかです。(資本:事業をするのに必要な基金)

社会主義では資本は国のもので個人が持つことはできません。

資本主義では個人が資本を持つことができます。


社会主義は平等な社会に限りなく近づきますが、怠けてしまう人が増えてしまい経済が発展しにくい状態になります。結果、崩壊しました・・・


資本主義は経済が発展しやすい一方、資本がある個人は富を増やすことが容易ですが資本がない貧しい個人は富を増やすことが難しく貧富の差が広がりやすいです。


どっちがいいかについても考えてみてください


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